「モッシュにマウスピースが有効!」         

<何故、ライブコンサートにマウスピースか?>

ロックコンサートのライブでは、モッシュなどの危険行為が行われることは、よくあることです。モッシュの場合、押し競饅頭のような状態になって走り回ります。その際、他人の手や肘が顎や顔面を直撃することがあり、怪我をしたり、歯をおったりします。
このような話をすると、勘の鋭い方だとピンと来るかもしれません。状況がラグビーなどのスポーツに似ているのです。よって、歯科医の立場から言わせてもらうと、「モッシュに参加するならば、マウスピースをしよう!」ということです。


                    

<マウスピースの効用>

歯科医学の一分野にスポーツ歯科というのがあることをご存知ですか。スポーツ歯科は、歯科医学の立場からスポーツをサポートします。具体的には、スポーツ歯科の目的は次の三つです。
第一は、噛み合わせを適正なものにするなどしてスポーツに取り組みやすい身体の状況づくりをサポートし、国民に対して健康寿命を延ばし、生活の質を向上させることです。
第二は、適正なマウスピース(マウスガード)やフェイスガードを提供し、顎や顔面、お口の中の怪我などの予防をサポートするとともに、スポーツ関係者の予防に対する意識を向上させることです。
第三は、競技スポーツ選手に対して、スポーツ競技力を維持・向上させることです。
 私は、スポーツ歯学の視点より、モッシュ時にマウスピースを装着することをお勧めします。マウスピースには、次のような効果があります。
@歯とお口の中の怪我の予防
A顎骨の骨折の予防
B脳震盪など頭頚部障害の防止

     


 マウスピースは、顔面に手や肘などが直撃することによって起こる脳震盪には効果があります。しかし、ヘドバンによる脳震盪には効果がありません。激しいヘドバンの場合、顔面が直撃されて生じるような脳への衝撃を自分で頭を振って起こしているのです。だから、「ヘドバンする際には、無茶をしないでください」としか言いようがないのです。意識や記憶の喪失、めまいやふらつき、頭痛などの症状が生じたら、病院に行った方が良いですよ。

             

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