「不良老人の勧め」            岡永 覚

<掲載紙>

      千葉県保険医新聞2019年新年号

<掲載内容>

 今年のハロウィン、渋谷のクラブで盛り上がっていました。今年、還暦になるのに、「年甲斐がない」とお叱りを受けるかもしれませんが、まだ暴れたりないので不良老人を目指します。今でもライブに足を運びます。
 以前、ライブ中のモッシュやダイブ等の危険行動に関する発表をしたのは、私がロック馬鹿だったからです。
 発表の副産物ですが、調べる過程でいろいろな音楽に触れ、ますますのめり込んでしまいました。DJにも興味を持ち、とうとう器材」一式を一式を買ってしまいました。飲む店も変わり、ロックやソウル等が聴けるバーに通うようになりました。一言で言うと、馬鹿でしょう。
 しかし、「年だから」と老けこんでいる場合ではないと思います。その瞬間から要介護への道が始まっているのではないでしょうか。年を取って周囲に関心がなくなると引きごもりがちになり、社会性が失われます。その結果、生理的機能が減退し、自立性が損なわれるようになります。
 DJの世界もディジタル化の波にあり、レコードの時代ではありません。CDそしてパソコンへと変わってきました。世の中は劇的に変わっているのです。このような社会の流れに遅れると、社会に適応できなくなりますよ。孤立化の一途です。
 だから、「不良老人の勧め」なのです。ともかく馬鹿になりましょう。何かに夢中になることが健康長寿への道だと思います。


                       

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