「歯並びを治したいのだけれども、顎関節症が心配です」と相談する患者様が増えています。岡永歯科では、顎関節症や歯ぎしりの患者様が多いということもあり、マルチブラケットなど歯に装置を固定して矯正する方法を採っていません。取り外しができる床タイプの矯正装置を使用しています。
顎関節症の患者様に、マルチブラケットなどの固定式の矯正装置を用いると、以下のようなトラブルが起きることがあります。
第1小臼歯を抜いた場合
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術後数年後に顎関節の障害が発生することがあります。
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歯ぎしりがある場合
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治療途中に歯ぎしりが激しくなり、顎関節症になることがあります。
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下顎がずれている場合
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術後に下顎が移動して、噛めなくなることがあります。
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顎関節症の場合
@ 診査・診断
A 顎関節症の治療
B 歯科矯正治療
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● 診査・診断
レントゲン写真や歯型模型など資料を集め、総合的に診査・診断を行います。その結果によって、どのように治療するかが決まります。
 

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● 顎関節症の治療
顎関節症の治療が必要な場合には、歯科矯正の前に顎関節症の治療を行います。
スプリント
まず、スプリントを夜間に装着して、歯ぎしり、食いしばりの治療をします。
ただ、それだけでは不十分なので、カイロプラクティックなどのリハビリを併用します。
カイロプラクティック
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● 歯科矯正治療
顎関節症の状態が改善してから、歯科矯正治療を開始します。
床矯正装置などによる治療
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