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いびきと歯科治療いびきとカイロプラクティック保険診療


 いびきの歯科的アプローチ

患者様の質問

 
  いびきの歯科治療というと、何かと思われる方も少なくないかと思います。最近、睡眠時無呼吸症候群といういびきによる不眠症の患者さんが増えています。何分、睡眠時ということもあり、患者さん本人が自覚できないことが多いようです。次のような症状がある方は、要チェックです。

1)大きないびきを断続的にかく?
2)日中、突然強烈な眠気に襲われる?
3)睡眠中に激しくもがく?
4)夜中に何度もトイレに立つ?
5)朝、起きた時に頭痛がする?
6)イライラして意欲や協調性が失われるなど、性格が変わる?
7)寝ている時に、窒息感を感じる?

 鼻詰まり等の耳鼻科疾患によらない睡眠時無呼吸症候群の患者さんの場合、いびき治療用マウスピースが有効です。
 このいびき治療用マウスピースは、安全かつ経済的な治療法で、以下のような患者さんに有効です。いびき改善で、心も体も健康になりましょう!

また、いびきの患者さんには、上顎前突症や過蓋咬合が多く認められます。このようなかみ合わせを矯正治療することによって、いびきが軽減することがあります。

上顎前突症

 

過蓋咬合

 

● いびき治療用マウスピースのセルフチェック

 まず、仰向けに寝て軽く口を閉じた状態で鼻で数回呼吸してみましょう。そして、次に顎を前に数ミリ移動した状態で口を閉じ、鼻で数回呼吸してみましょう。
 比較してみて如何ですか。もしも、顎を前に移動して呼吸が楽になるようならば、いびき治療用マウスピースにより「いびき」が軽減すると考えてよいでしょう。


● 睡眠時無呼吸と歯ぎしり

 睡眠時無呼吸症候群が起こると、呼吸の停止に引き続き睡眠が浅くなる現象が観察されています。また、歯ぎしりも睡眠が浅くなる現象と同期して起こる為、睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりとの間に何らかの関連性があるのではないかと推察されます。実際に、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの無呼吸と歯ぎしりを測定した研究によると、歯ぎしりの多く(68%)が無呼吸とともに観察されたという報告があります。
 睡眠時無呼吸症候群に対して、いびき治療用マウスピースを用いた治療を行う際には、歯ぎしりに対する注意が必要であることが示唆されます。 保険に導入されたことによって、経験の浅い歯科医による医原病が多発することを危惧しています。
 そのような経緯から、私は、神奈川歯科大学学会にいびき治療用マウスピースの噛み合わせの採り方に関する研究発表を行いました。

<目的>
 近年、睡眠時無呼吸症候群の患者が増え、今後、スリープ・スプリント(いびき治療用マウスピース)は広く普及していくものと思われる。しかし、スリ−プ・スプリントが夜間に使用されるものであるにも係わらず、咬合採得(噛み合わせを採る)時における顎関節症、歯ぎしり等への配慮が欠けており、新たな医原病を作り出すことが懸念される。そこで、今回、スリープ・スプリントの咬合採得法を新たに改良したので、ここに報告する次第である。

<方法>
 睡眠時無呼吸症候群の患者が、毎夜、睡眠時にスリープ・スプリントを使用することを考えると、スリープ・スプリントが快適な睡眠の妨げになってはならない。従って、リラックスした状態でスリープ・スプリントを装着できるように配慮しなければならない。
 その為には、どのような状態で咬合採得したかが重要なポイントとなる。歯科用ユニット(治療用椅子)ではなく、低い枕を置いたマッサージ台にリラックスして横向きに寝てもらった状態で咬合採得することが望ましい。そして、その際、リラックスしたまま可及的に頭蓋を後屈させた状態で、十分に気道を確保して咬合採得することがコツである。

<結果及び考察>
 頭蓋を後屈させれば気道が確保できるのは、人工呼吸を思い浮かべれば当然のことである。横向きに寝た状態で頭蓋を後屈させて咬合採得をすれば、自然なリラックスした状態で気道を確保できる顎位を見つけることが出来ることが判った。


● いびきと歯ぎしり

 睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしり(ブラキシズム)の関連性を示唆するいくつかの研究報告があります。

@   睡眠実験室において、睡眠時無呼吸症候群の患者の無呼吸と歯ぎしりを測定した研究によると、歯ぎしりの多く(68%)は無呼吸とともに観察されたそうです。

A   睡眠時無呼吸症候群の患者を臨床的に評価した結果、歯ぎしりをしている者の割合が高かった(50〜82%)そうです。

睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりの関連性は、科学的にはまだ解明されていません。しかし、睡眠時無呼吸症候群と歯ぎしりを併発している患者が多い以上、総合的に治療を進めていかなければならないと思います。


上の写真は、歯ぎしり用の上顎のナイトガードです。通常の歯ぎしりの場合、このようなナイトガードを就寝時に使用します。しかし、歯ぎしりの患者様の中には、いびきで困っている方も意外と多いのです。岡永歯科では、そのような患者様に対して、ナイトガードを上・下顎に作り、かみ合わせを調整して固定するようにしています(その際、ナイトガードが、スリープ・スプリントとしても機能するように上・下顎のナイトガードを固定します)。

以上のように作った上・下顎のナイトガードは、スリープ・スプリントの機能を兼ね備えたもので、歯ぎしりといびきに効果があります。言い換えるならば、歯ぎしり・いびき用ナイトガードです。

保険でスリープ・スプリントを作ろうとすると、病院に入院して睡眠時無呼吸症候群の確定診断を受けなければなりません。結構、面倒なのです。そこで、岡永歯科では、重症ないびき(睡眠時無呼吸症候群)でない患者様には歯ぎしり・いびき用ナイトガードをお勧めしております。


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